個人的【 削れない浪費 】と【 削れる浪費 】

節約・貯金

社会人なりたての頃は入ってきた給料を全て使い、月末にはヒィヒィ言っていた私。

同じような経験をされた方は多いかと思います。

ですがそれなりに歳を重ねると物欲も落ち着いてきて、私は最近になって本当にようやく、少しずつ貯金ができるようになってきました。

経済的自由を得るためにまず始めることは支出を減らすこと。

生きていくために必要な消費ではなく、生きていくのに必要ではない浪費を徹底的に削れば、健康面に何ら影響なく貯金速度が上がり経済的自由が近付く……

っていうのは頭では分かっているんですが、「浪費ダメ絶対」とスッパリやめられるようなら今ごろ私の貯金残高はウハウハな数字になっています。

それどころか浪費を我慢すればかえってストレスが溜まり、暴飲暴食という最も愚かなストレス発散行動を取るのは目に見えています。私の弛んだお腹がその証拠。

なので私は無理することをやめました。

『削れる浪費』削れない浪費』を分けて考え、我慢できる浪費を少しずつやめる事にした結果、少しずつではあるものの着実に貯金ができるようになってきています。

許容できるレベルは人それぞれですが、私の我慢できた浪費がこの記事を読んでくれている貴方の参考になれば幸いです。

削れる浪費

私が我慢できた・我慢している最中の浪費は以下の通りです。

  • コンビニ
  • 一人高級外食
  • バイク・車のカスタム

パッと見ただけでも、財布から金が飛び去っていくのが分かるでしょう。

もはや説明は不要かと思いますが、順に我慢している理由を述べます。

コンビニ

コンビニ商品はね、割高なんです。

お菓子ひとつ、ソフトドリンクひとつにしても、スーパーで買うより数十円も高い。

それだけではありません。

コンビニ(スーパーもなんですけど)はプロのマーケターたちが消費者の心理を的確に突いた商品陳列を施しており、一度入ったが最後、買うつもりのなかった物まで袋の中にいれて帰路についている、ある種の怪奇現象に襲われます。

それにコンビニで買うものって、大抵が身体に悪いものじゃないですか?

お菓子とかジュースとかお菓子とかジュースとか……

今までは仕事終わりにコンビニを経由して帰るのが習慣化していましたが、思い切ってコンビニに行かなくなってから、確実に貯金は増え、腹の脂肪は少し落ちました。

コンビニはあくまでATM付きトイレと認識するようにしたことで、初めこそストレスだったものの今は別に行きたいとも思いません。

一人高級外食

ハマってたんですよ。

良い店に一人でお邪魔する、一人外食に。

私は一時期フレンチの料理人に憧れていたことがありまして、勉強としてそれなりに食べ歩いていました。

高い店には高い店でしか得られない体験があって、とても充実していたことを覚えています。

適度に利用する分には、浪費は浪費でも良い浪費だと思いますね、一人外食は。

ですが私の場合、調子に乗って行き過ぎてしまったんです。安月給なのに。

良い体験も過剰ならただの日常です。

感覚が麻痺してあまり感動しなくなった体験に、惰性で月3万とか使っていればそりゃ貯まりません。

贅沢はたまにするからこそ贅沢なのです。

バイク・車のカスタム

少〜し趣旨がズレてしまいますが……これはね、私の面倒くさい性格が幸いして普通に我慢できています。

カスタム沼なんて言葉がある通り、ハマってしまえば穴の空いたバケツのようにどんどん金が消えていく恐ろしい趣味で、実際、私はいまも「バイク・車のマフラーを変えたい!」という欲求に度々襲われているのですが……

毎回ポチる寸前まで行くたびに、私の理性が囁くのです。

「排気音変えるためだけに数十万も払うんか?」

「音をデカくするためだけに、今月の労働時間3分の2も捧げんのか?」

「自分は良い音だと思ってっけど、住んでるとこ団地やで? 早朝ツーリング・ドライブん時、周り寝てんぞ?」

……買いたい物の金額が上がるほどに理性がシャシャッてくる。

この理性の声、食欲を抑える時にも聞こえてこないかなぁと常々思います。

以上3つが、私が多少の苦痛を味わう程度で我慢できている浪費です。

他にも細々とした項目もあるのですが、主にこの3つが貯金速度を大きく上げているので代表例としてご紹介しました。

次に私がどうしても削れない浪費をご紹介します。

共感してくれたら嬉しいな!

削れない浪費

これです。

  • 車、バイク

もうほんと無理です。

経済的自由になりたいなら両方、少なくともどちらか一つは手放すのが賢い選択です。そんなこたぁわかってる。

去年まで私は「車は維持費が高い」という理由でバイクのみを所有していました。

もちろんその理由に偽りはないのですが、本当は分かっていたんです。

乗り物を運転するのが好きな私は、車を買ってしまえば手放せなくなることを。結果的に乗る頻度が落ちるバイクも、好きだから手放したくないと考えることを。

理性はこう言っています。

「バイク乗ってる間は車が、車乗ってる間はバイクが、それぞれ駐車場で放置されてる。楽しめていない時間分も税金や保険代は無慈悲に生じてる」

「てかそもそも仕事してる時間はどっちも乗れへんやん。一週間のうち休日に数時間ずつしか乗れない乗り物、両方維持しておくだけの稼ぎが俺にあるか?」

……と。

分かってんねん!

ないよ、稼ぎ。ないよ、時間。

正直きつい。貯金できるようになってきてるけど、爆発力はない。車とバイク、その維持費がきつい。

こうなる事が分かっててなぜ車を買った?

姪っ子が生まれたんですよ、姪っ子が。色んなところに連れてってやりたいでしょうが!

少し取り乱しましたが、これが私の削れない浪費です。

とはいえ、まだ世間的には若いと言われる歳でギックリ腰やっちまったことや、姪っ子が物心ついた時に「私も大きくなったらバイク乗りたい!」とか言い出したらどうしよう……って恐怖が出てきたことで、バイクを所有し続ける決意が揺らぎ始めていたりします。

どちらか手放すとしたらバイクなんですが、しかし手放したくない。けど姪っ子が乗りたいって言い出した時に自分が乗ってたら「ダメ!」とも言い辛い。腰痛いし……

バイク手放すかどうかはひとまず保留で。次の車検までに考えます。5月の車検までに。

まとめ

最後は話が少し脱線したような気もしますが、如何でしたでしょうか?

最初から思い切りよく浪費をやめて貯金の爆発力を上げるのも良いですが、それで続かなかった人は私のように削れる浪費・削れない浪費を分けて貯金・節約を試みてはどうでしょう。もしかしたら上手くいくかもしれませんよ。

私もまだまだ節約できるところはあるので、お互い頑張りましょう。

私と同じバイク乗りで、経済的な理由や身内関係の理由で降りようか悩んでいる同士の方。バイクを降りるかどうかの選択はまた記事にします。続報をお待ちください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました