【 FIELDOOR 】夏の車内放置にも耐える保冷力・ノーザンクーラーボックス

ギアレビュー

キャンプ、ピクニック、釣りetc…… クーラーボックスは夏のレジャーに欠かせません。

しかし高性能のクーラーボックスは 3万円を超えることもザラで、なかなか手が出せない方、多いのではないでしょうか? 僕もYETIやシマノのクーラーボックスが欲しかったのですが、高すぎて断念したクチです。

かといって安さ重視で選び、頼りない保冷力に悩んでしまう……なんて失敗をしたくなかったので、僕が求める保冷力を 2万円以内で満たしている物はないか、念入りに調べました。

いろんな方のYouTubeやブログを参考に辿り着いたのが、FIELDOOR(フィールドア)のノーザンクーラーボックス。

その保冷力を検証するため、夏の車内に11時間30分 放置した結果をご報告いたします。

ノーザンクーラーボックス概要

まずは商品概要から。

ノーザンクーラーは4サイズ3カラー展開と選択肢が豊富。価格も表にまとめたので参考にどうぞ。

容量66.2L42.5L33.1L18.9L
価格¥32,600¥19,500¥18,300¥14,400
サンドサンド
グレー
ホワイト
サンド
グレー
サンド
グレー
ホワイト
重量(約)17kg12kg10kg7.5kg

※Amazon参考

僕はソロメインなので18.9L / グレー(公式記載はチャコールグレー)を買いました。

グレーは販売サイトの画像で見るより明るい色なので、暗い色を想像して落ち込まないよう注意が必要です。

保冷力の検証

いろんな方の動画・ブログを参考にしたので、ノーザンクーラーの保冷力は折り紙付き。

なので検証しなくても良かったのですが、ふと「猛暑日車に放置したらどうなるんだろう?」と好奇心が湧いたので試してみました。

※Yahoo!天気

検証条件

  • 晴天(この日は結局曇らなかった)
  • 車は断熱フィルム未施工
  • 日陰にならない駐車場(基本的に車内温度は下がらない)
  • クーラーボックスは事前に30分間予冷
  • 温度計を持っていないので正確な温度不明(外より暑いのは確か)
  • 昼に1回開ける

最後の条件は「お昼時に必ず1回は開けるよね」という考えから採用しました。

7:30 検証スタート

まずLOGOS(ロゴス)の氷点下パックで30分、ボックス内を冷やします。その後1kgの氷と入れ替え、検証場へ。

僕が借りている駐車場は常に陽があたり続け、車内温度がエグいことになるので今回の検証には打ってつけ。この日も愛車は紫外線に曝され続けました。

ノーザンクーラーを車内にセットした時刻は 7:30

車内はムワッとしているものの、暑いとまではいきません。太陽の力で、どんどん灼熱地獄にしていきましょう。

ずっと外に居ると熱中症になるので、昼まで家に篭ります。

14:20 検証のことを思い出す

夕食の仕込みを楽しんでたらすっかり忘れていました。

外に出ると肌を刺すような陽の光が。湿度も高いせいで暑さが肌に纏わりつきます。車内はさぞ地獄だろうと考えながら、ボックス内の氷を確かめることに。

見づらくて申し訳ありません。かなり溶けてますが、半分ほど残っています。ボックス内に手を入れるとヒンヤリしていて、改めてノーザンクーラーの保冷力に舌を巻きました。

しかし車内は予想以上の灼熱。14時で氷が半分も溶け、チェックのために開けたことで冷たい空気も少し外に出てしまいました。次は19時にボックスごと回収する予定ですが、恐らく氷は残ってないだろうなと予想。

19:00 あらまぁ……

まだ陽が落ちきらない19:00、ノーザンクーラーを回収します。

自宅に戻りボックスを開けると、驚くことに氷が残っていました! より正確に残量をチェックするべく、ボウルにあげてみます。

興奮でブレてしまいました。

氷の残量はMAX時のおよそ5分の1。夏の車内という灼熱地獄に 11時間30分 放置されてなお、これだけの氷を残す保冷力。それが¥14,400で手に入ったことに感謝しかありません。

通常使用であれば1泊2日は余裕でしょう。

保冷力の秘密

この保冷力はどういう仕組みで得られるのでしょうか。気になったので公式サイトにお邪魔してきました。判明したのは2つの要素。

当たり前といえば当たり前ですが、保冷力の秘密は断熱材の厚ゴムパッキン

ノーザンクーラーに入っている断熱材は5cmもの厚みがあり、効率的に冷気を溜めることができます。その冷気をフタ裏にある密封性の高いゴムパッキンによって完全に閉じ込めることで、この保冷力が得られるんですね。

さらにノーザンクーラーは耐久性においても優れていて、回転成形と呼ばれる製法により継ぎ目なく作られています。そのため高耐久・耐衝撃性を備えることに成功しており、僕が上に座ってもビクともしません。

あって嬉しいサブ要素

安価で保冷力・耐久性に優れたコスパ最高のノーザンクーラー。その魅力は他にもあります。

痒いところに手が届くといいますか、『あれば便利』な要素が盛り込まれてるんですよね。

  • 気圧リリースボタン
  • 水抜き栓
  • ボトルオープナー
  • 定規

気圧リリースボタン以外は無くても問題ないけど、あれば本当に便利な機能ばかり。

定規や水抜き栓は釣りをする時、特に嬉しいと思います。僕はあまり釣りしないんで分かりませんけど。

補足 : 気圧リリースボタンとは、ボックス内外の気圧差で開かなくなるフタを開けるためのボタンのこと。中の冷たい空気を抜いて内外の気圧差を少なくする役割を担います。空気が抜ける時の「プシュー」という音が気持ちいいですよ。

まとめ

予算 2万円前後で巨頭ブランドにも劣らない保冷力のクーラーボックスが欲しい!

そんな欲張りなアナタにFIELDOOR(フィールドア)ノーザンクーラーボックスは打ってつけです。では最後におすすめサイズをお伝えしましょう。

・ 基本ソロなら18.9L。

・ 2人で使うことが多い or ソロでも食材多めなら33.1L。

・ 3人以上で使う予定があるなら66.2L

こんな感じで選ぶと間違いないと思います。

僕は18.9Lをソロ&デュオ想定で購入したのですが、保冷剤を入れると容量がかなり圧迫されることが判明。事前にその情報は仕入れていたものの、人生初クーラーボックスだったためイメージしきれませんでした。

十分な保冷剤を入れると、2人分の食材と飲料はもはやギリギリ。なんとか入れることができても、ボックス内の余白が少なくなることで、冷気が十分に行き渡らなくなってしまいました

この経験から、皆さんにおすすめするサイズは上のようになります。不安なら「これがちょうど良いかな?」と感じたサイズの1つ上を選ぶと確実ですクーラーボックスの場合、大は小を兼ねますから後悔することは少ないでしょう。

今回はこの辺で。それでは。

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