初心者やバイク移動におすすめのテントとして、確かな地位を築いている大人気テント【 コールマン・ツーリングドーム 】。
僕も初代の格安テントが壊れてすぐ、特に悩むことなくツーリングドームを2代目に決めました。
設営が簡単で広い居住性を誇る、キャンプ初心者でも安心して使えるツーリングドームをご紹介していきます。
ツーリングドームST+
僕が使っていたのは、遮熱性・遮光性に優れたツーリングドームST+というモデル。
スペックを通常モデルのSTと比較しながら見ていきましょう。
商品名 | ツーリングドームST+ | ツーリングドームST |
価格 | ¥22,800 | ¥21,780 |
サイズ(インナー) 収納サイズ | 約210×120×100(h)cm 約φ19×49cm | 約210×120×100(h)cm 約Φ19×49 cm |
重量 | 約4.3kg | 約4.0kg |
人数 | 1〜2人 | 1〜2人 |
材質 | フライシート / インナー / フロア ・ポリエステル フレーム ・FRP | フライシート / インナー / フロア ・ポリエステル フレーム ・FRP |
耐水圧 | 3,000mm | 1,500mm |
カラー | ホワイト(内側ブラック) | オリーブ |
サイズや材質など、大部分が同じ。
違いは耐水圧の向上、+シリーズの代名詞『ダークルームテクノロジー』、それに伴い価格がわずかに上昇したことですね。
後述するダークルームテクノロジーの恩恵を考えれば、僅かな価格UPは気にならないと思います。
組み立て手順
設営の簡単さでも定評のあるツーリングドームは、実際とても設営しやすいです。
ドーム型テントを建てるとき、初心者にありがちな手こずりポイントは、ポール片側をピンに挿し込んでいる間に、すでに挿し込んでいたもう片側が外れてしまうこと。
ツーリングドームは片側がポール自体を挿し込むポケット式になっているため、そのような面倒が起こりにくい設計になっています。
前室を作るためのポールと、そのポールを取り付ける部分が同色に纏められているのも、直感的に設営しやすい良心ポイント。

標準セットのフライ・インナーシート、ポール、ペグ、別売りのグランドシート。これが僕の使っていたセット内容です。
別売りのタープポールを使えば、前室部分を跳ね上げて簡易タープにすることもできます。
それでは解説へ。設営手順はざっくり以下の通り。
☑️ インナー上にポールを交差させて置き、ポール両端をポケット・ピンに挿し込む。


☑️ ポールを起こし、上側のポールにインナー頂点部のフックを掛ける。

☑️ 残りのフック(黒色ベルト)をポールに掛ける。

☑️ 前室部分の白色ポールを、白色ベルト部分に取り付け。


☑️ フライシートを被せ、マジックテープを各ポールに巻き付けて固定。フックをインナーのD字リングに掛ける。

☑️ ペグで各部を固定して完成(強風時などはロープでテンション掛けて補強)。


使ってみた感想
評判通りの設営性・居住性で満足できました。
特に買って良かったと思えたのはダークルーム加工。夏の強烈な日差しも大幅カットしてくれるので、風通しを良くすればテント内がかなり涼しくなります。

ツーリングドームは前後が大きなメッシュになっていて、左右や上部にもメッシュ窓があるので通気は良好。春や秋ではちゃんとメッシュ部分も塞げる仕様になっているので、3シーズンで活躍してくれます。
UV遮蔽率は99%。日焼けが気になる人にも嬉しい性能◎。
良かった点
- 設営の簡単さ
- ソロなら快適な居住性
- ダークルーム加工で涼しさUP
- 紫外線バリア
- 白い外観が意外とキャンプに合う
- 手が出しやすい価格
- 広い前室(チェアを置ける)
- 前室は簡易タープにもなる
ツーリングドームは自分が横になるスペースを確保してなお、ソロ分の荷物すべてインナーに入れられる広さを誇ります。
虫が荷物に付かず防犯面でも安心度が上がるので、ちょっとした気苦労を減らせるのも魅力に感じているポイント。
購入前は景色に馴染むか不安だったホワイトカラーも、実際には少し暗めだったのもあり自然に馴染みました。むしろカッコいいと思います。
気になった点
- 重め
- 冬は厳しい
この手のドーム型テントにしては重い部類。
純正ポールが主な原因なので、公式から出ているアルミポールに変更すれば重量はかなり軽減されます。純正ポールより強度も上がるので一石二鳥。
ただ価格が20,000円前後と高いのがネックで、「どうせなら最初からアルミにしといてくれよ」と思わずにはいられないのも、個人的なマイナスポイントでした。
通常STは4シーズン対応と表記されていますが、通気性を考慮した設計から冬キャンプには向かない点も注意が必要です。実際に冬キャンプで使用したこともありますが、冷たい風が入ってきて肌寒かったのを覚えています。
ST+に関する追加情報
「ツーリングドームST+の後継モデル『ツーリングドームエアーST+』が、いつの間にか登場していた!」というお話です。

こちらがST+から更に通気性を向上させたエアー+シリーズ。扇風機を天井部にセットするためのポケットが増設されるなど、より快適に過ごせる進化をしています。
価格もST+と大差ないので、今から購入するならこちらのエアー+がおすすめ。
【 まとめ 】こんな人に向いてる
- 本格的なテントに挑戦したいけどよく分からない
- 信頼できるテントが良い
- 夏キャンプを少しでも快適にしたい
- 紫外線は敵
- 広々としたテントで過ごしたい
- タープまでは要らないけど屋根は欲しい
- 重量は大目にみれる
これらの条件に当てはまるほど、ツーリングドームのおすすめ度が上がります。
通常シリーズと+シリーズがあり、個人的におすすめなのはダークルーム加工がされている+シリーズ。
これから本格的にキャンプを始めようとしている人、テントを探してるけどコレといった候補がない人は、ぜひツーリングドームを検討してみてください。
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